自律神経の基礎知識

自律神経とは大きく分けて2つの作用が相反する神経、交感神経と副交感神経に分類されます。

交感神経とは緊張・興奮の神経で、車でいうとアクセル。これが高まると、血管が収縮し心拍数・血圧ともに上昇します。体は緊張・興奮モードに入ります。

副交感神経とはリラックスの神経です。車でいうとブレーキ。これが高まると、血管が拡張し心拍数・血圧ともに下降します。体はリラックスモードに入ります。

この交感神経と副交感神経のバランスは1:1が理想です。

ところが、現代人の多くはこのバランスが崩れています。そして便秘・頭痛・更年期障害・・・さまざまな「不調」の原因につながります。

車の運転でも、アクセルとブレーキのバランスがうまくとれていることが大切なように、自律神経も、「交感神経」と「副交感神経」、どちらか一方の働きに偏ると、よくありません。

理想的なのは、交感神経と副交感神経がともに高いレベルで活動し、なおかつ両方のバランスがとれている状態です。こうしたとき人間の体は最も良い状態で機能します。