浜松市西区入野町の「あつみ鍼灸治療院」です。
VDT(Visual Display Terminals)症候群という言葉、聞いたことがありますか?
長時間のデスクワークやパソコン作業による座り過ぎの影響により首・肩のコリなどの症状を引き起こすことを言います。
主な原因としては、①姿勢の固定化②身体機能の低下③交感神経亢進があります。
①姿勢の固定化
長時間の同一姿勢により、特定の筋肉は持続的に収縮しています。そのため、筋肉が短縮し硬くなります。逆に反対の筋肉は持続的に伸張(伸ばされる)ため弱化してしまいます。そうなると姿勢の乱れが出て来ます。頭部が前に突き出て顎が上がり、背中が丸まり肩が前に出ている姿勢になってしまいます。
②身体機能の低下
長時間の座り仕事は、体力的に落ちてしまいます。その結果、体幹部(お腹周り)や脚の筋力が低下してしまい心肺機能の減少につながります。
また、持続的な股関節が曲がっている状態や椅子に座っていることによるお尻への圧迫は、脚への循環不良を引き起こしいわゆるむくみにつながります。
③交感神経亢進
長時間のVDT作業(デスクワークやパソコン作業)は、眼球運動や瞳孔の調節に関する脳・脳神経・筋群といった視機能(目の機能)を酷使します。そのため筋肉の緊張がおこり交感神経が亢進している状態になってしまいます。
これらに加えて生活リズムの乱れや、栄養の偏りなどによるのもから交感神経の亢進状態から抜け出せなくなります。結果として、睡眠への悪影響につながり、疲労感や頭痛・肩コリがよりひどくなり悪循環になっていきます。
さらに空調などの環境面の影響も無視出来ません。天井から吹き付けるタイプの空調は、冬は足元までなかなか暖まらないため足だけ冷えやすくなります。夏は冷房の影響でその傾向がより出やすいです。足の冷えなどは特に女性にとっては深刻な問題となってくることもあります。
このように、長時間のデスクワークやパソコン作業は体にさまざまな症状を引き起こします。
もしも、デスクワークやパソコン作業の長い方でお体の不調が気になる方は、お気軽にお問い合わせください。
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